帯電防止・導電性フィルムのご紹介
プラスチック材料は、本来は絶縁体ですので、この絶縁特性を生かして電線の被覆材料などに利用されていますが、 一方、絶縁体であるため、物をこすりあわせたりする時に発生する静電気の帯電により各種トラブルが引き起こされます。帯電した静電気により 電子機器内部の半導体素子を破壊したり誤動作を引き起こしたりして、機器に大きなダメージを与える可能性があります。携帯電話などの情報機器 の小型化に伴い、半導体の高集積化、微細化が進んでおり、静電気対策がますます重要になってきております。また、静電気が帯電すると、周囲の 埃なども吸い寄せてしまいますので、電子部品や機器類の製造現場では、埃を付着させないなどの静電気対策を取る必要があります。
基本的な静電気対策としては、まず、静電気の発生を極力抑えることが大切です。このため、摩擦を抑える工夫を施し、 帯電防止材料なり、導電性材料を使用することが必要です。次に、発生した静電気は速やかに漏洩させ、充電させないことが求められます。 静電気の帯電の程度は周囲の環境、特に湿度によって大きく変わりますが、湿度40%以下の環境下では、帯電量が著しく高くなる傾向にあると 言われております。例えば、ビニール床の上を歩行した場合の静電気電圧は、湿度が 65〜90% 以上の場合には250ボルトですが、 湿度が 10〜20% の場合には12,000ボルトにも達すると言われております。静電気の発生量は湿度の大小に関わらず同じなのですが、 湿度が高い環境下では漏洩作用が活発で、発生した静電気が帯電体の表面を伝わって素早く漏洩し、あるいは大気中に逃散しているためと 考えられており、湿度の高い方が静電気の帯電量が減少します。
この様に加湿対策が静電気帯電防止に威力を発揮しますが、相対湿度を50〜60%以上、場合によっては70〜80%台に上げることによ り静電気抑止効果が期待できると言われております。しかし、湿度増大により現場作業者の不快感が増し、機器腐食などの問題が発生する恐れが ありますので、状況に応じた対策が必要となります。また、製造現場では、導電性の材料を使用し、アースなどにより常時除電を行うことが大切で、 導電性床材を使用することも効果的です。
静電気が材料表面に多く溜まりすぎますと、反対極性に帯電した物質を近づけた場合に強い放電現象(静電気放電)を引き起こし、場合によっては 引火・爆発の原因にもなったりしますので、製造現場における静電気対策は十分に行うことが肝要です。
静電気による問題の対策のために、梱包材などに静電気対策用の材料が使用されますが、三菱化学グループでは、 各種帯電防止、導電性製品をご提供しております。製品の品質保持、安全作業にお役立て頂けます。
| ・制電透明フィルムKSF |
三菱化学MKV株式会社 |
| (クリーンルームなどの間仕切りに最適な塩ビフィルム) |
| ・アルトロン |
三菱化学MKV株式会社 |
| (埃のつきにくい防炎性付与透明フィルム) |
| ・アプトスタット |
四国化工株式会社 |
| (プリント基盤などの静電気破壊防止、精密機械などの防塵用導電性フィルム) |
| ・ニットーASCマット |
日東化工株式会社 |
| (クリーンルームやLSI組立てラインの床、作業台などに適した静電気除去マット) |
| ・帯電防止袋 |
ジェイフィルム株式会社 |
| (特殊な帯電防止剤を応用したポリエチレンフィルムを使用した帯電防止袋) |
| ・エペルフィルム |
ジェイフィルム株式会社 |
| (静電気を嫌う粉体などの乾燥食品、工業・電子備品用) |
| ・帯電防止フィルム |
ジェイフィルム株式会社 |
| (特殊な帯電防止剤を応用したポリエチレンフィルム) |
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