三菱化学・三菱樹脂グループのフィルム・シート
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三菱樹脂が三菱ケミカルホールディングスの子会社に(2007年10月1日)
 

農業用資材のご紹介

 農業(畜産業を含む)関連では、多くのプラスチック製品が使用されています。その中には、一般雑貨や一般工業資材あるいは土木資材が農業にそのまま使われているものも多いのですが、ここでは、特に農業用に特別な仕様がなされたプラスチック製品、あるいはその原料であるプラスチック素材をご紹介します。

 農業用でまず目につくのは、ハウス用外張りフィルムです。風雨や冷気、紫外線等のきびしい環境、あるいは害虫から農作物を保護育成する目的で温室状のハウスをつくる主材です。ここには、ポリ塩化ビニル(PVC)製のフィルムが多く用いられています。MKVプラテック(株)は、本用途用にさまざまな種類のPVC製フィルムを提供しています。その代表例としての「スーパークリーン」は、耐久性・無滴性・防塵性等の性能にすぐれた最高級農ビとして広く用いられています。そして、特にべたつき等のない取り扱い易く作業性に優れたものとして「ノービエースみらい」があり、汚れにくい防塵性のものとして「クリーンエース」シリーズなどを提供しています。更には、紫外線をカットして、病虫害の発生を抑制し、少減農薬栽培につながるとされる「カットエース」シリーズや、作物の生育にあわせて遮光し花弁類のシェード栽培に適した「サンシルバー」、そして特に引き裂きに強く、破れが広がりにくい糸入りのものとして「ウエーブロック」シリーズなど、そのほか種々の要求に応えるべく豊富な品揃えをしています。更に、同社は、この分野ではPVC製のみならず、他の素材からなるフィルムも種々用意しており、ポリオレフィン(PO)製では、破れにくく、軽くてべたつかない農POフィルム「POムテキ」、メタロセン系プラストマーを使用し、強度、透明性にすぐれた汎用塗布型農POフィルム「アグリスター」、耐久塗布型農POフィルム「ダイヤスター」などがあります。更には、高強度で特に長期耐久性に優れたものとしてポリエステル製の硬質フィルムである「シクスライトクリーン」、そして加えて無滴性のある「シクスライトクリーンムテキ」などを揃えています。他に本分野でのPO製フィルムとしては、アグリドリーム(株)が、長期耐久性、保温力、透明性が優れ、霧・靄の発生が抑制され、紫外線を良く透過させる流滴皮膜層を有する多層構造フィルム「育(そだち)」、そして、保温、流滴性など農業用フィルムとして必要な性能を一段と高めた多層フィルムでハウス外張り、内張りにも使用できる「稔(みのり)」などを提供しています。また、ダイヤテックス(株)は、保温、保冷用にPO製フラットヤーン織物である「ふわふわ」を上市していますが、これは遮光性、遮熱性、通気性もあり、防虫、防鳥などにも効果があるとして好評です。加えて、同社は、これらハウス用等のフィルム資材の補修用材料を「パイオラン」として提供しています。
 ハウスの小型版ともいえるトンネルは、夜間に熱が逃げないように、霜害からも守るよう作物を覆うものですが、これにもPVC製やPO製のフィルムが使われています。PVC製では、MKVプラテック(株)の「サンホット」「トンネルエース」「カットエース」などが有名ですが、特に「カットエース」は、紫外線カット性に優れていて、病虫害の抑制効果が強いとされています。
 作物周りの雑草の育成を妨げ、土壌からの水分蒸散もふせぐためのマルチフィルムとしては、代表例としてアグリドリーム(株)の「クミアイマルチ」があります。一方、本用途では、使用後のフィルムの処理がやや困難ですが、使用後にそのまま放置、あるいは土と一緒に鋤きかえすこともできる生分解性のフィルムが話題を呼んでいます。同社の「土っ子(つちっこ)」が有名です。
 以上あげたようなフィルム類の原料PVCとしては、ヴイテック(株)が「サスペンジョンレジン」の名で、そして原料POとしては、日本ポリエチレン(株)が「カーネル」「ノバテックLL」「ノバテックEVA」などの商品名で上市しており、前記の夫々の用途に最適の品種を取り揃えています。また、三菱化学(株)では、新しい生分解性プラスチックを「GS Pla」として開発しており、これは、上記マルチフィルム用に最適だとしています。
 ハウス用の主材として、前記のようなフィルムではなくプラスチクック板が用いられることがありますが、それらには、ポリカーボネートシート(PCシート)やPVCシート等が用いられます。後者には、養鶏、養豚等の畜舎用に適したものとして、三菱樹脂(株)の「ヒシ波畜舎波板」がありますが、これは太陽熱を反射し熱遮断性があるため畜舎内の温度を適正に保つことができる特徴があります。

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